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魔法の右手
第7章 考えられないくらいに…
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都内某所、駅近の大きなタワーマンション。
エントランス前にタクシーを止めて、私と大翔は降りた。



〜なっ、何ここっ!!
何階建て⁈
こんな高そうなマンション…
もしかしてここに大翔が住んでんの⁈
どこに住んでるか教えてくれなかったのに!


………。


驚いた私は言葉が出ない。

「ボケッとすんな。来いよ。」

大翔はオートロックのドアを開け、優しく私の手を引いて歩き出した。

エレベーターに乗って上の方まで…
あまりの衝撃に何階だっか覚えてない…。

目的の階に着くと大翔がまた私の手を引いて部屋のドアの前まで連れてきた。

ガチャッとドアを開け、私を先に入れてくれた。

「〜おっ、お邪魔します。」

さっきまで結構飲んで足元のフラついていたけど、あまりの衝撃に少し酔いが覚めてきた。


〜〜なっ、なにこれ…?


中まで入るとそこは…生活感がまるでない…広いリビングにベッドが一つ。


物はそれだけしかなかった。




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