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第8章 *　ハルキ

彼の指先が触れた瞬間、潤いのある音が耳に届く。


「はぁっぁ…」

「華、ここトロトロしてる。」

そう言ってクチュっと音を立てて指が一本に埋め込まれる。

「あぅ…はぁっ…」

ゆっくり抜き挿しされると彼の指を加えこむ。

「可愛い。もっと乱れて？頭ん中、俺で満たして。」

片手は胸を刺激して、唇はわたしの口内を荒らす。
一気に色んな感覚を支配されて腰が浮いてしまう。


「いぁっっ…！ハルっ…急に…」

「腰揺れてるから。もっとほしいのかなって。」
そう言って鼻で笑うように言うハルキは下の指の本数を2本に増やした。


グチュグチュと卑猥な音を立てて指が動く。


彼はまだ服すら脱いでなくて、余裕な顔。
なのに、わたしだけがこんなに乱れている。
ズルズルと彼の胸からも崩れそうになれば、優しくわたしの髪を撫でたあと、彼は指を抜いて、背後からいなくなり、そっとわたしの背中はシーツに触れた。


シャツを脱いだ彼がわたしに跨るように上にくる。


見上げる彼は色っぽくて、かっこ良くて、柄にも無く馬鹿みたいに胸がうるさくなる。




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