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タワーマンションの恋人
第10章 * シュウタ
斜めに傾けられた顔、滑り込んできた舌が口内で絡む。
ゆっくりと身体が倒されラグに組み敷かれる。
唇から逸れた彼の唇が首を這ってから、耳にやってくる。
「っ…あっ、」
「ん、かわいい。」
真上に彼の顔がやってきてそう呟いたと思ったら、ぐっと顔が近づいた。
「…俺、優しくないよ?ごめんね?」
そう言って乱暴にずり上げられた服、露わになった下着の上から胸を掴むように揉み始める。
「んぁっ…」
喉元をすっと彼の指が通る。
「……ん、」
「いい声、すげーそそる。もっと聞かせてね、華ちゃん?」
耳に唇を寄せると舌先が執拗に動き、その隙にブラのホックが外される。
「っ…!まって、恥ずかしいっ…」
電気が煌々と点くリビングで荒々しく乱されていくのがこんなに恥ずかしいなんて。
思わず胸元を隠すと、呆気無く両手を顔の横で押さえつけられる。
「さっきまで、すました顔で話してたのに。そんな顔するんだ。」
「……え?」
「物欲しそうな、女の顔してるよ。」
ニヤリと言い放つと視線を胸元に移し、じっと眺められると顔が一気に紅潮するのを感じる。
「綺麗な身体してんのな。こんな綺麗な乳首、初めて見た。」
嬉しそうに笑うと舌先を少しだけ見せて、そのまま胸元に顔を近づけると、温度の高い舌が胸の頂を舐め上げる。
「っ…うぅっん、」
ねっとりとゆっくりと頂とその周りに舌を這わす。
何度も何度もゆっくりと舐められるともどかしい。
「あぁっ…」
「こんなんじゃ、足んないんでしょ?」
そう言うと、先端を口に含んだ。
チュパチュパとさっきまでのスローな動きが嘘かのように口内で転がされる。
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