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タワーマンションの恋人
第3章 * ケイタ
そっと引き寄せられて、唇が柔らかく重なる。
会ってまだ、きっと1時間も経ってないのに。
こんなにナチュラルにキスが交わせるとは思わなかった。
少しだけ口が開いて、舌がはいってくる。
それを受け止めて、お互い探るように絡めていけば、気持ちがいい。
「っ…ケイ、」
息苦しくなって、名前を呼んでもキスは深くなる一方で。
欲せられるように、喰いつくされるように求められると、身体の力が抜けていく。
気がつけばカウチのソファに押し倒されていて、ケイタの手が胸に触れる。
「…あっ…」
キスの間に声が漏れれば、唇が離れる。
ケイタの唇が、お互いの唾液でグロスを塗ったように光っていて、妙に色っぽかった。
「華の気持ちいいところ、教えてね」
そう言って、耳や首を愛撫しながら胸をゆっくり揉みしだく。
「…っん、くすぐったい、」
着ていたシャツの中にケイタの手が入ってきて、
ウエストを撫でた後、胸に向かい、ブラをそのままに指だけをブラの隙間に滑らせ、突起を引っ掻く。
「あぁ、やっ、」
連動するように下半身が疼く。
シャツを脱がし、ブラも外すとケイタの顔はもう可愛さは陰を潜め、男の顔になっていた。
「華は、色白だからここもピンクだね。」
乳輪をなぞるように何度も触れる。
主張する乳首には触れてくれなくて、もどかしい。
「食べていい?」
そう聞かれて、恥ずかしながら頷けば生暖かい舌に舐めあげられる。
「んんっ…!」
まるで赤ちゃんのように片手で胸を握りながら、胸を吸い舐められると、頭をなにかで射抜かれるような感覚。
「っんぁ、やぁ、ケイタ、」
気がつけば、完全に彼に身体を委ねていた。