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タワーマンションの恋人
第14章 * 共有




「ぁん…あぁっ!」


ゆっくり打ち込まれる間、ずっと向けられているスマホ。
フミヤとスマホ両方に目配せしながら、ストロークにあわせて腰を打ち合う。


これを見て、会えない間、フミヤは頭の中でわたしを抱くのだと思うと、やはり美しく映りたいと思うのに快感には勝てなくて、本能的に身をよじらせてしまう。


「あぁっ!フミっ…!気持ちぃ…よっ」


彼の片手が胸を掴んで感情的に揉みあげる。
声を出さない分、いつも以上に熱っぽくてこちらが溶かされてしまいそう。



スマホを構えてるせいで、片方放置された胸が寂しくて耐えられなく自分で手を添える。


「あぁっ…!フミヤぁ…」


目を閉じて彼にされてるのをイメージしていると、ナカから抜かれる。

「華、後ろ向いて」

スマホを置いたフミヤに誘導されて、バックの体制になる。


「もう少ししたら、ちゃんと両手で愛してあげる。」そう言って耳を舐めるとまた撮影の始まる音がして、思い切り挿し込まれる。


「ヒャァッ…あぁ!!」


パンパンと肌のぶつかる音がして奥まで刺さるモノに声にならない鳴き声が響く。


「あぁっ…!あぁっん…んっァッ!」


彼に腕を引かれて後ろを振り向けば、やはりスマホを持っていて。


「フミ…あぁっ…気持ちぃ…?」


そう尋ねれば「気持ちいいよ」と優しく返してくれる。




「っ…イくよ、」


その声から数秒してお尻に熱いものが放たれた。


お互いの呼吸だけがしばらく部屋に響いていた。











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