この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
タワーマンションの恋人
第16章 * 甘美
━━━━━━・・
「華ー?ごめんって、こっちむいて?」
「もー嫌い、ケイタ。」
湯船でケイタに背中を向けながら答えると力強く引き寄せられる。
「こうして欲しくていじけてるようにしか見えないんだけど?」
「違うー!離してよー。もう無理、恥ずかしくて涙出てくる。」
あの後、身体がベタベタになるほど求めあって今に至る。
「なんかさ?華、ちょっと変わったよね?」
そう言うケイタをちらりと振り返るとチュっと唇を奪われる。
「変わった?」
「うん。綺麗になったし、あと今までより更に色っぽくなった。」
「本当に?」
「うん。ってか、オブラートに包まずに言えば、エッチになったよね?」
そういう言われて頬が急に紅潮する。
「そんなことないっ…!」
「今だにそんな風に照れちゃうところも可愛い。」
そう言って首筋に舌が這う。
「華をこんなふうに変えた人、誰なんだろうなぁ、って。俺、嫉妬しちゃうよ?」
バスタブの中でまたケイタの手がやらしく身体を這う。