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タワーマンションの恋人
第16章 * 甘美





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「華ー?ごめんって、こっちむいて?」


「もー嫌い、ケイタ。」



湯船でケイタに背中を向けながら答えると力強く引き寄せられる。


「こうして欲しくていじけてるようにしか見えないんだけど?」


「違うー!離してよー。もう無理、恥ずかしくて涙出てくる。」


あの後、身体がベタベタになるほど求めあって今に至る。


「なんかさ?華、ちょっと変わったよね?」

そう言うケイタをちらりと振り返るとチュっと唇を奪われる。

「変わった?」

「うん。綺麗になったし、あと今までより更に色っぽくなった。」

「本当に?」

「うん。ってか、オブラートに包まずに言えば、エッチになったよね?」

そういう言われて頬が急に紅潮する。


「そんなことないっ…!」

「今だにそんな風に照れちゃうところも可愛い。」

そう言って首筋に舌が這う。


「華をこんなふうに変えた人、誰なんだろうなぁ、って。俺、嫉妬しちゃうよ?」


バスタブの中でまたケイタの手がやらしく身体を這う。






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