この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
タワーマンションの恋人
第22章 * romantic rival



「うん。」


「お前は?フミヤ。」


そう聞かれて自ずと言葉が出て行く。


「俺も、華のこと好き。すごく好き。」


「だよな。…同じ人を好きになるなんて、きっと普通に生きてても起こりうることだろ?そう思わない?俺たちが特別じゃないだろ。」


「まぁ、確かに。」



「こんな特殊な仕事してるし感覚狂うけどさ、普通にライバルっつうことでいいんじゃねぇの?だめ?」


そう言われて笑ってしまう。



「まぁ、確かに?」


「今まで口にしなかったけど、フミヤのこと俺は親友だと思ってるよ。弟であり、親友であり、これからはライバルかな、って。」


そう言われて目頭に熱いものがたまる。



「俺も、ケイタのことは親友だと思ってるよ。兄貴であり、ライバル?なんていったらおこがましいかなって。思ってる。」


「お前はライバルだよ。一番大事で一番に負けたくねぇ。」


「その言葉そのまま返すよ。」


そんなことを話して、昨日から俺は泣いてばかりで。
俺は、自分のことを良い人だと、優しいだけが取り柄くらいに思っていたのに、この日はしっかりと人の優しさに触れて泣いたんだ。



「これからも変わらない。華への気持ちも、俺たちの関係も。」


俺は親友と同じ人を好きになりました。

だからこそ、もっともっと輝きたいと思ったんだ。
親友に負けないように、好きな人に褒めてもらえるように。


男として、人として、俳優として、
もっともっと高見に行きたい、そう心に誓ったんだ。













/380ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ