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タワーマンションの恋人
第23章 * double bind




「このまま抱く?それともベッド行く?」


「シュウタくんの好きにして?」


そう言う彼女の前髪にそっと触れる。


「なら、このまま抱いて、ベッドでも抱くよ?」


「うん、お風呂も一緒に入るし、シュウタくんと離れたくない。…さっきまでちょっと寂しかったの。」

そう言って笑うからため息が出る。


華のそういうところが、男を惑わすとは知らずに。
本当にこの子には困る。



「らしくないこと、言っていい?」


「うん、なぁに?」

溶けたような甘い声を出す彼女の首筋にキスを落とす。


「んッ…っ」


「華、お前さ、本当に可愛いのな。」


それだけ伝えると彼女が照れたように笑ってからまた深く唇を重ねた。



だらしなく引く透明の糸すら彼女となら綺麗なものに見えるほどきっと俺は惚れ込んでいて。


服を脱がせれば細くて白く綺麗な肢体が現れて、柔らかいピンクの下着だけになる。


「上、おいで。」


膝に乗せて顔を見れば何度も身体を重ねるはずなのに顔を赤くしている。


身体に手を這わせれば小さく震えて伏目がちになる。


キスで引き寄せて胸に触れて揉みほぐしていけば、呼吸があがっていく。


ストラップを肩から外して剥ぎ取ってしまえば、形のいい胸が現れる。


舌ですくうように舐めれば、堪えるような声がして身体がくねる。
何度抱いても敏感に反応する彼女の身体が愛おしくていじめたくなる。





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