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タワーマンションの恋人
第23章 * double bind
「ハルっ…脱いで?」
そっと彼女が履いていたスキニーの上からモノに触れてきた。
彼女を膝から降ろしたついでに後部座席を倒しフラットにし、言われるまま脱いだ。
彼女はそっと握り、口内へ含んだ。
かぷっと音を立てて懸命に舌を動かしている姿がまたいじらしくて。
「華は顔が小さいから疲れるでしょ」
彼女の顎にそっと触れればくすぐったそうに身をよじり、これでもかと吸い上げる。
響く音も、感覚も、彼女が与えてくれるから愛おしいし、気持ちがいい。
「ん、大丈夫、もういいよ」
これ以上は堪えられなくてそう告げてから彼女を押し倒す。
「っ、ハルキ…ちゃんと顔みたい…」
唇が触れそうな距離でそんなことを言うから後部座席のステレオ横のライトを1つだけ点ける。
低い位置のここなら、万が一人が来ても外に明かりはもれないだろう。
「ハルキっ…」
「ん?」
「格好いい」
溶けそうな顔で言う彼女の唇をキスを塞いで、ひとつに繋がった。
「っ…ふぁっ…あぁ…!やぁっ…!」
「…華のナカ、あつい」
歯止めが効かなくなり、パンパンと腰を打ち付けるたび悩ましい声を上げて目を潤ませる。
「あぁっ…やぁ…あぁっ…気持ちいい、」
ぎゅうぎゅうと締めて足を腰に絡めてくる。
「好きだよっ…、華」
「好き、だいっ、すきっ…あぁっん…」
強く締めた後、彼女の身体が震えて脱力する。
「イッた?」
「イッちゃった…」
肩で息をする彼女の額にキスをしてから、胸に手を置く。
「可愛いね。好きって言ってイってくれるのなんて」
「好き…」
「ほら、またきゅって締めた。…まだ出来る?」
「もっとシて…?」
その言葉に理性を飛ばされた気がした。