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タワーマンションの恋人
第26章 * dog eat dog era



「まさに、戦国時代ねぇ。」


新居に来ていた奥原さんが呟いた。


「若手の台頭、ですか?」

「ナナミはどう思う?誰が頭1つ抜けると思う?」

そう言って奥原さんは雑誌を見せてきた。


「これって、もしかしてみんな華の担当だったりします?」と聞くと奥原さんは頷いた。

見る顔、見る名前、全部華から聞いたことがある。


「第二のナナミと智也になるのは、誰かしら。」


「みんな、可能性はあると、思います。でもシオンくんはTVで顔を見ない日は無いって感じだし、やっぱり群を抜いてるかな…?」


「華の担当は本当すごいのよ。あの子、きっとアゲマンね。」

真剣な顔でそう言ってから「あら、やだ、下品だったわね。」なんて訂正する奥原さんがわたしは大好きだ。


「ナナミは、華の心はどこにあると思う?」そう問われて首を傾げた。


なんとなく、わかるけど、それは秘密にしておいたほうがいい気がしたから、うまく濁して話をそらした。


「華は、きっとこれからもっと大変になるわね。」


「…華、大丈夫かな。みんながどんどん本気になって、その気持ちも身体の熱も全部引き受けるって、本当に体力が居るから…。」


「あの子、か弱く見えて意外と芯はしっかりしてるから。きっと大丈夫よ。」


「華が辛そうな時は、いつでも連れてきてね?」


そう言うと奥原さんは笑って頷いてくれた。





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