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タワーマンションの恋人
第4章 * シオン




シオンの手がそっと髪を撫でてくれた。
その手つきは優しくて、嬉しくなる。


「…俺には、あとでゆっくり触れればいいよ。」

そう言って彼の胸に触れていた手を剥がされ、その手を恋人繋ぎするように冷蔵庫で押さえつけられれば、シオンの舌が手首の側面を這い、小指をそのまま舐められる。


「んっ、くすぐったい…」

「お利口にしてたら、良くしてやる。」

そう言って、繋いでない方の手がお尻を撫で下着の中に入ってきた。

「…あっ、まっ、て…?」

手がまさぐるように移動してくる。

「んっ…ぁぁ、」

「もう、濡らしてんの?」

そう言って指をゆっくり擦りつけられる。

「あぁっ…やぁ、ん…」

「ここ、すげー触ってほしそうだね」

固くなって主張している陰核を指先で弄びながら、意地悪く笑う彼。

「いゃ…あぁん…っ!」

シオンの肩を掴み、その快感に耐えると
「うん、そうしてて。お利口。」
なんて歳下に言われながらも、その口調は今のわたしにとって更に感じる要因にしかならなくて。



不意に指が埋め込まれる。


「はぁっ…ん!」

「トロトロしてる。」
そう言ってゆっくり動かされるとなんとも物足りなくて。

「泣きそうな顔してんね。」

「あっ、あぁ、シオン…」

「可愛いからもう一本挿れてあげる。」

骨ばった長い指がもう一本足され、圧迫されると涙が出そうになる。
シオンの顔を見ると、更に締まるソコは実に正直だった。







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