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タワーマンションの恋人
第6章 * フミヤ
すると、彼はいつも友達のように大口を開けて笑い合うフミヤとは別人のように妖艶に笑った。
瞳には熱が篭もり、ギラギラと光っている。
「俺はね、華。」
そう言うと挿入している指の動きを止めた。
「っ…へ…?」
肩で息をしながら聞き返せば、彼はまっすぐと視線を絡ませた。
その目は無垢な少年のようにまっすぐなのに、やっぱり秘める熱は隠しきれていない。
「華が気持よくて、わけわかんなくなっちゃうくらいにしたい。」
そう言ってわたしの返答を待っていたけど、息も絶え絶えのわたしは言葉を発することができずにぼんやりと彼を見つめ続ければ、鼻先に一瞬のキスを落とされる。
「例えば、こんなふうに。」
そう言って、一番感覚に響く場所で指を的確に折り曲げ、そこから離れず執拗にそこを責め続ける。
「ひゃっ…ん!!」
突然の快楽に驚いて、軽く抱き締めあっていた彼に身を任せるように前のめりになる。
「おっと、」
「いゃっ…!あぁっ!そこ、はっんっ!…やぁ…」
腰から力が削がれたわたしをフミヤは片手と身体をつかい上手く支えた。
「そんなんじゃない、もっと、もっと。もっとおかしくなってよ…。」
彼の呟いた声がバスルームに響けば、親指の陰核への刺激が加わり「はぁ…ン…」わたしの恍惚とした声が重なった。
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