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裸の傑作
第5章 本当の処女喪失、もう一人のモデル
その三日後、しの子は再び龍次郎のアトリエに向かっていた。


夢の中とはいえ龍次郎と初体験を済ませたしの子は、


彼と顔を合わせるのが何だか恥ずかしかった。


まともに目を見る自信がない・・・。


しの子は頬を赤らめながら、龍次郎のアトリエの呼び鈴を鳴らした。


「こんにちは。待っていたよ」


龍次郎はいつも通りの顔をしていた。


龍次郎さんだって澄ました顔しているけど、


私でエッチなことを妄想していたかもしれないんだ・・・。


真顔の龍次郎が、しの子にはとんでもないむっつり助平に見えた。


私が龍次郎さんをオカズにエロいことをしてたこと、


龍次郎さんもお見通しかもしれない・・・。


そう思うと、しの子はドキドキが止まらなかった。
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