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裸の傑作
第5章 本当の処女喪失、もう一人のモデル
「薫、しの子さんにキスをして」


薫はしの子の腰に手を回し、唇を重ねた。


薫はしの子のバージンの口に舌を這わせ、舌と舌を絡めた。


しの子は激しいキスにめまいを覚えた。


ねっとりじっくり追い回すような薫の口と舌の動きに、ますます愛液がほとばしる。


しの子の唇から離れた薫は、はあはあと荒い息遣いになった。


薫の息の匂いは、しの子にとって香ばしい夏草みたいに心地いいものだった。


「薫、しの子さんを膝の上に乗せて」


屹立した薫のペニスの上に、しの子はお尻をのせた。


ペニスは我慢汁でぬるぬるになっていた。


「挿入した方がリアリティがあるな」


龍次郎は二人の姿を見ながら、冷静に言った。


「えっ、それって私の中に薫さんのを入れるということですか」


今まで黙ってモデルに徹していたしの子は、初めて口を挟んだ。


「そういうことになるね」


・・・でも、私、初めてなんです」


「大丈夫、薫がうまくやってくれるよ」


そういうことじゃなくて、としの子は思ったが、言葉に出さなかった。


ついこの前までは処女喪失を夢見ていたくせに、いざとなると少し怖くなった。
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