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裸の傑作
第5章 本当の処女喪失、もう一人のモデル
「次は、四つんばいになったしの子さんを後ろから犯して」


龍次郎は無意識に「犯す」という言葉を口にしていた。


彼の願望が表出してしまったのだ。


その言葉に、薫も興奮を覚える。


俺は彼女を、「犯して」いるんだ・・・。


薫は、しの子の突き出されたお尻にペニスを挿入した。


後ろから入れやすいから、下つきのおまんこだな。


どの体位で挿入するよりもスムーズに、ペニスを迎え入れた。


しの子はペニスが入ってきた瞬間、びりっと痺れるような快感を覚えた。


んん、と思わず声が漏れそうになる。


薫はしの子の両尻をつかみ、じっとしていた。


彼の額には汗がにじみ、しの子の尻に一滴垂れた。


少し顔を動かすと、サラサラと彼の髪が揺れた。


汗まみれになって紅潮した薫の表情は、とても美しかった。


残念ながら、しの子には見えていなったけれど。


しの子もまた、汗ばみ始めていた。


開け放たれた窓から時折風が吹き込んだが、部屋の中はじっとり重い空気が流れていた。


まるで欲望の吹き溜まりのようだった。


乳房の間に、ツツと汗が流れる。


そのかすかな感触にさえ、しの子は感じてしまう。


もう限界、どうにかなっちゃいそう!


しの子は息がはあはあと荒くなり、その場にへたばりそうになった。


集中モードに入っている龍次郎は、しの子の様子に気づかないようだった。


「疲れましたか」


見かねた薫が声をかけた。


「いえ、大丈夫です」


薫はしの子の背中をそっとさすってくれた。


「たぶんもうすぐ終わりですよ」


彼の言葉に、しの子は気力を振り絞って耐えた。

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