この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
裸の傑作
第2章 初めてのモデル
龍次郎は数枚のデッサンを描き上げると、ふうっと大きく息を吐いた。


それから隣の部屋に行き、しの子に渡す封筒を持ってきた。


「本当にありがとう、お嬢さん。君のおかげで、久しぶりに良い作品ができそうな気がするよ。」


しの子は封筒を受け取った。予想以上に、重みがある。


ちらっと中を見てみると、十枚近く紙幣が入っていた。


「また明後日、来てくれるかな」


龍次郎はタバコの煙を吐きながら言った。


「・・・はい」


「ありがとう」


龍次郎はにっこり笑った。その笑顔は、はにかみ屋の中学生みたいだった。


しの子は、「エロオヤジ」と切り捨ててしまうことのできない、ピュアな眼差しを感じた。

「そういえば、お嬢さん、お名前は」


「しの子です。前川しの子」


「しの子さん。またよろしくお願いします」


龍次郎は軽く頭を下げた。

/123ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ