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裸の傑作
第2章 初めてのモデル
龍次郎は数枚のデッサンを描き上げると、ふうっと大きく息を吐いた。
それから隣の部屋に行き、しの子に渡す封筒を持ってきた。
「本当にありがとう、お嬢さん。君のおかげで、久しぶりに良い作品ができそうな気がするよ。」
しの子は封筒を受け取った。予想以上に、重みがある。
ちらっと中を見てみると、十枚近く紙幣が入っていた。
「また明後日、来てくれるかな」
龍次郎はタバコの煙を吐きながら言った。
「・・・はい」
「ありがとう」
龍次郎はにっこり笑った。その笑顔は、はにかみ屋の中学生みたいだった。
しの子は、「エロオヤジ」と切り捨ててしまうことのできない、ピュアな眼差しを感じた。
「そういえば、お嬢さん、お名前は」
「しの子です。前川しの子」
「しの子さん。またよろしくお願いします」
龍次郎は軽く頭を下げた。
それから隣の部屋に行き、しの子に渡す封筒を持ってきた。
「本当にありがとう、お嬢さん。君のおかげで、久しぶりに良い作品ができそうな気がするよ。」
しの子は封筒を受け取った。予想以上に、重みがある。
ちらっと中を見てみると、十枚近く紙幣が入っていた。
「また明後日、来てくれるかな」
龍次郎はタバコの煙を吐きながら言った。
「・・・はい」
「ありがとう」
龍次郎はにっこり笑った。その笑顔は、はにかみ屋の中学生みたいだった。
しの子は、「エロオヤジ」と切り捨ててしまうことのできない、ピュアな眼差しを感じた。
「そういえば、お嬢さん、お名前は」
「しの子です。前川しの子」
「しの子さん。またよろしくお願いします」
龍次郎は軽く頭を下げた。