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裸の傑作
第6章 ファインダー越しの夜
翌朝、しの子は朝日で目を覚ました。


隣で、規則的な寝息が聞こえる。


穢れのない朝の日差しの中で眠る薫はとても無防備で、この世の何よりもしの子の心を揺さぶった。


しの子は薫の股間にそっと触れ、さすってみた。


眠っているはずなのに大きく勃起したペニスは、天使みたいな寝顔とあまりにも不釣合いだ。


しの子はそんな世界の素敵な不条理に微笑んだ。
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