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英理を調教 完全版
第6章 夏の出来事 ~英理の目線~
「ん…んん…やめて…!」

 理性で声を我慢しても体が気持ちのいい刺激にぴくりと反応し、体の奥から下半身に向けてじんわりと熱が広がっていく。
 その理性もわずかに漏れ聞こえる自分のエッチな声がすり減らしていく。

 ラブホテルのお風呂場で達也とセックスをした時、私は初めて自分の喘ぎ声というものを意識した。自分はこんなにエッチな声を出しているんだ、と思った。
 それ以来、その声は私自身を酔わせる。気持ちの良さに身を任せたくなる衝動を呼び起こす。

 藤井君の手が水着の中に入ってくる。ぬるり、と股間に潜り込む。

「英理、濡れてるな。嫌がっててもいつも濡れるよな」
「い…いやっ…! どこ触って…んっ!」
「ここが弱いんだろ。もうよく知ってるよ」

 私の割れ目の上のほう、敏感な出っ張りに指が触れた。

「あうっ! く、んんっ!」
「あ、今エッチな声出たね」
「こいつクリトリスが弱いんだよ」

 言いながら指が強くクリトリスを刺激する。

「く、ああっ…そ、そんなに…ダメぇ…っ!」
「俺、こいつと何回もやってるんだけど、嫌がっててもちゃんとイくから遠慮なくやっていいぜ」

 その言葉に喜んで、二人の男の子はさらに私の体を責める。
 乳首はすでに唾液で濡れ、舌も強く吸い出される。

 いろんなところを同時に責められて、どこを触られてどこを舐められて、どこに指が沈んでいるのか。もう分からなくなりそう。

 私はついに耐え切れず、藤井君の手が後ろから抱きしめているのにもかかわらずくたり、と床に崩れ落ちてしまった。

 へへ、と下品な笑い声。私を責めるのがそんなに楽しいの…?

「こいつ、大人しそうな顔してるけどフェラも上手いんだぜ。そろそろしてもらうか」

 喜々とした表情で三人の男の子は水着を脱いだ。そして私を囲むように立つ。

 目の前に大きくなった男の子のもの。もう見慣れた藤井君のものと、初めて見るふたつのもの。
 大きさや長さに違いはあっても、どれもが見ていても痛いくらいに充血している。正面から目を背けても、どこに顔を向けても必ず目の前にそれはある。

 それは私を責めるための男の子の体の一部。
 それは私を気持ちよくしてくれる男の子の体の一部。

 一瞬思考がぶれてありえない考えが頭に浮かぶ。
 
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