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英理を調教 完全版
第6章 夏の出来事 ~英理の目線~
「しゃぶれよ」

 真ん中に立った藤井君が上から言う。
 後ろはひんやりと硬い壁。私に逃げ場はない。

「ほ、ほんとに口でしたら帰らせてくれる…?」
「ああ、口で満足させられたらな」

 もう私には選べる選択肢がなかった。
 もしここで最後までされてしまって、そこで私が気持ちの良さに負けてしまったら。

 そうなったらきっと、藤井君の学校での行為だけではなく、きっとこの二人も含めた三人を相手にさせられる日がきっと来てしまう。
 それは避けなくちゃいけない。

 私は達也の彼女なんだから。達也が好きなんだから。
 もう藤井君いは逆らえないにしても、これ以上達也以外の男の子に犯されたくない。

 私は自分に強く強く言い聞かせる。そうしなければ溢れてくる涙に自分自身が挫けそうになってしまう。

 私は覚悟を決めて目の前に迫ってきている藤井君のものを口に含んだ。

 途端に頭を押さえられる。喉の奥に当たって息苦しい。根元に手を添えて少しでも大きく息を吸いたいのだけど、両手にひとつずつ男の子のものを握らされる。

 口の中と両手に熱いもの。

 口の中のものが別の人に代わって、私の唾液にまみれたものを握らされる。
 息苦しさの向こう側に、この後訪れる気持ちのいい瞬間が見えたような気がして我を忘れそうになる。

 何で男の子が三人もいて、私に気持ちのいい瞬間が来ないのか。

 そうだ、志穂さんとした時は志穂さんを気持ちよくしてあげたら私をもっともっと気持ちよくしてくれた。
 
 私が男の子達を気持ちよくしてあげられていないのが悪いんだ。

 舌を先端の割れ目に差し入れちろちろとくすぐる。口の中いいっぱいに押し込まれたカリを舌を回すように舐める。男の子のエッチな味が口の中に広がる。
 顔を離すことは出来なかったけど、口の中で精一杯舌を動かす。強く吸い込む。

 息苦しさの中、達也が教えてくれて藤井君が教え込んだ、知っている限りの全ての動き。
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