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英理を調教 完全版
第6章 夏の出来事 ~英理の目線~
「おお…すっげけ気持ちいい…」

 頭を掴む手が緩み、私は大きく息を吸い込む。酸素をいっぱいに吸えて次に何をしたら男の子が喜ぶのか、それが次々と頭に浮かぶ。

 裏側に舌を当てて、上下に何度も往復させる。こうすると達也は喜んでくれる。
 袋を口に含んで玉を舌先で転がす。藤井君が私に何度もさせて喜んでいた。

「おい、こいつ袋まで舐めてるよ」
「な、こいつけっこう上手いだろ」
「交代しろって。こっちもしゃぶれよ」

 代わる代わる口に侵入してくるものが、私に気持ちのいい予感を運んでくる。
 でも、まだ予感だけ。まだ私を気持ちよくしてくれていない。

 もしこれが私の中に入ってきたら…

 そこまで考えて私は急に達也の顔を思い出した。

 ダメ、そんなこと考えたらダメ!
 私はわずかに残った理性を必死にかき集める。
 私の体は達也だけのものなんだから。たとえ強引にされたとしても、心までは。

 絶対に耐えてみせる。

 なあ、これってレイプだよな。
 クセになりそう。超興奮する。

 男の子のそんな声が聞こえる。

「ん…っ!」

 口の中に生暖かいものが出された。休む間もなく次のものが口に入ってくる。
 胸を揉まれ股間にも指が入ってくる。

 ぴりぴりと気持ちのいい波が襲ってくる。それに必死で抵抗するために強く強く自分を保つ。頭の中に達也の顔を思い描く。
 もう体に何をされているのか分からなくなっていて、それでも手は股間をまさぐる男ン子の手を強く握って快感を少しでも減らそうともがいていて、その間に顔に何かが飛び散って嫌な匂いがする。
 口が自由になって大きく息を吸い込もうとした瞬間、目の前にまた白いものが飛んできて口と顔が汚された。

 三人分の精液を顔と口で受けて、私はこれで終わった、やっと帰れる、と安どの息をつく。彼らの前で自分を見失う寸前まで感じさせられてしまった。本当に自分を見失わなくてよかった。
 いつの間にか水着は脱がされていて裸になっている。

 割れ目を温かく少し硬い舌が這いまわる感触。乳首が舌の上で転がる感触。
 
 まだ…終わらないの?

 もうこれ以上は自分を保てない。
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