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英理を調教 完全版
第6章 夏の出来事 ~英理の目線~
「あうっ! ん、ああっ! やめ、やめてぇ…!」

 私は貫かれた。その瞬間に最後にそこっていた理性が飛んだ。

 ああ、やっと気持ちのいいものを与えてもらえた。そんなふうに思った。

 もう声を我慢することも出来ず、達也のことも頭にない。ただただ、気持ちがいい、それだけが私の中にあった。
 
「あふ、ん…くっ…はぁ、んっ!」

 頭が、視界がぼんやりする。男の子が腰を打ち付けるたび私の体が揺れる。
 いつの間にか私の腰も動いている。男の子を迎え入れるように、もっと奥まで挿れてもらえるように。
 
「あん…っ、あ、くぁ…んっ!」
「ああっ、イきそうだ、中に出すぞ」
「な、中は…中はダメぇ…あうっ!」

 中はダメ。だって、そのいちばん気持ちがいいことは達也としかしたくないから。
 中に出されるのはとっても気持ちがいいんだから。
 
「出すぞ、中に出すぞ!」
「あ、んんっ! ダメ…っ中はぁ…んんっ! ダメ、私も…イく…っ!」

 どくどくとお腹の中に何かが注がれる。熱くてお腹の中に留まるそれは、それ自体が私を刺激するようにいつまでの快感がそこから消えない。
 目の前に藤井君の体が揺れているのが見えて、今私の中に藤井君が入っているのだと知る。

 もうそれすら分からなくなっていた。

 ただ、ただ気持ちがいい。もっと奥までもっと熱いのを。
 そう思うばかり。

「あうっ、は…うっ! そんなに激しく…う、んっ!」

 目の前に誰かのものがある。白い精液を先端から滲み出させているそれにしゃぶりつき、口の中いっぱいに頬張る。口の中ですぐに大きくなって、これでまた私の中に入って来て気持ちよくしてくれる、そう思うとさらに快感が強くなる。

 どこを触られてるのか分からないけど、どこを触られても気持ちがいい。

「おい、この女、尻の穴に指が入るぞ」
「お前、達也に尻も調教されてんのか」

 男の子達がいっそう責めを強くする。
 私の体がエッチになっているのが嬉しいみたい。

 口の中も胸も、お尻もアソコも。
 気持ちのいいところ全部。

 触られてる。触ってほしい。もっとたくさん。もっと激しく。
 お尻にぐぐっと硬いものが押し込まれる。

 お尻に挿れられる。そんなことをされたら私はもう気持ちが良すぎて狂ってしまうかもしれない。
 それを望んでいる気もする。それが怖いような気もする。
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