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英理を調教 完全版
第8章 本気のレイプ
 その日俺は用事があるから、と珍しく英理を一人で帰らせた。この撮影のためだ。英理には何も教えていない。
 俺は学校を出てすぐに正田さんの乗る大きなワゴンタイプの車に合流した。中にはモニターがいくつかおいてあり、それぞれがカメラが見ているものを映し出している。

 学校帰りの帰り道。英理の家の比較的近所。大きな通りからは一本入った狭い道。片側は元々大きなスーパーだったが今は改装工事のために背の高い防音フェンスで囲まれている。フェンスの反対側は民家が並ぶが午後四時、いちばん人通りの少ない時間。さらに改装工事の重機の音が大きく響いている。
 そこを歩く英理の後ろから大きな黒いワゴン車が近付いてくる。英理を追い越したところで速度を緩め、辺りを警戒するように静かに止まった。

 そのすぐ横を英理が通り過ぎようとした時、車から男が二人飛び出し英理を車に押し込む。

「きゃっ、何!? 嫌、助て!」

 英理が挙げた悲鳴は男の大きな手と工事の音によって誰の耳にも届かなかった。

「やだやだっ! 助けて!」

 走り出した車の中で男達は英理を犯す。初めこそ必死に抵抗していたものの男達に脅され英理は恐怖のあまり動けなくなってしまった。
 カメラは車の中。小さな隠しカメラだから英理には気付かれていない。これが撮影だとは思っていないだろう。本気で連れ去られレイプされると思っているはずだ。

 俺が正田さんにした提案。それは俺がいないところで英理をレイプする、というものだった。

 今まで英理は何度もレイプされ屈辱的なプレイを強要されてきた。しかし、しているのが俺だったり同級生の藤井だったり、あるいは俺ではなくても先日の撮影の時のように俺が近くにいたり、という状況ばかりだった。
 レイプをされればそれはやっぱり恐怖だろうが、どこかで安心していた部分はなかったか。俺や藤井が相手の場合、終われば無事に帰れる、帰らせてもらえる、とどこかで思ってはいなかったか。

 そう考えた俺は、俺がいないところで英理とは全く面識のない大人達にレイプさせるのはどうかと持ちかけ、それが今、実行されている。
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