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英理を調教 完全版
第10章 調教された英理
「ちょ…ここ電車だよ」
「知ってるよ」
「こ、こんな所で脱がさないで…」

 英理は屋外での露出も経験している。駐車場で全裸になったこともあった。
 しかしそれは全て人気のない、人の目の届きにくい所でだった。

 今日は電車の中で脱がす。全部脱がす。そして今まで電車内では中途半端に触るしか出来なかったが最後までやる。車内で全裸になった英理の体に俺の突き刺す。
 そのためにメンバーに目隠しの壁を作ってもらっているのだ。

 俺は英理のパンツに手をかけ、自分がしゃがみ込むような動きで一気に足首のまで下す。片方ずつ足首を掴んで抜いていく。
 英理はさすがに恥ずかしがって協力はしてくれなかったが、かと言ってひどく抵抗することもなかった。

 英理はもう諦めている。自分が犯され辱められ続けるのだということをもう十分に知っている。

 足首を掴まれてバランスを崩した英理は、窓の下に横向きに付けられているバーにつかまって体を支えた。電車のいちばん角から少し窓に近付いてしまっている。
 その時、窓のすぐ横を並行して走る電車が追い付いてきた。

 英理はブラウスを引っ張って股間を隠す。窓の高さからしてよくよく注意して見なければ英理が今下半身裸なのに気付かれはしないだろうが、さすがに英理は恥ずかしがって車両の隅に逃げた。すでに目には涙が浮かんでいる。

 自ら車両の角に追い詰められた英理は俺の手でブレザーを脱がされブラウスのボタンを外されていく。

「…達也」

 途中、ボタンを外す俺の手を掴み小さな声で一度だけ名前を呼んだ。手に力が籠められている。
 俺がその声には構わずにボタンを外すと諦めたかのように英理の手からふっと力が抜けた。下手に逆らえばさらに酷いことをされる。時間も伸びる。ならば自分は耐えて少しでも早くこの時間を終わらせたい。そんな感情が読み取れる手の動きだ。

 ブレザーとブラウスもスカートもひとつにまとめて壁役の生徒に持たせる。ブラジャーも脱がされ、英理の体に残るのは紺色のソックスとローファーのみ。

 電車の中で全裸の英理の完成だ。恥ずかしそうに体を手で隠そうとするが、俺に言われておずおずと腕を後ろに回し尻のあたりで指を組み合わせる。

 ガタン。電車が揺れる。それに合わせて俺が英理に覆い被さる。
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