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英理を調教 完全版
第3章 夏祭り。全てを見せた英理
 拝殿の裏手。賑やかな夏祭りの喧騒も幾分かは静かなそこは、すでに木々の下にいくつかの人影が動いているのが見えた。
 良く目を凝らしてみれば浴衣が乱れ肌を曝け出した女の姿が見え、それに抱き付く男の影が見える。

 この場所のいいところは、街灯がなく暗いから、というだけではない。
 小さく、でもはっきりと聞こえる祭りの喧騒がそういった隠れて体を交わらせる際の音を消してくれる。
 近くに同じようにしているカップルがいるのを知りながらも、その気配を感じなくて済む。こそこそと交わるのにはちょうどいい環境だ。

 英理は近くの男女の気配に気付いていない。

 拝殿の裏側、建物を支える土台のコンクリートの上に俺達は並んで座った。
 
 俺は隠れる気はない。むしろ英理の痴態を見せびらかしてやろうと思っている。
 そのために英理に駐車場での全裸でのセックスを経験させたのだ。すでに英理は屋外で裸になることを経験している。
 それもこの日のための前ふりだった。

 英理との行為を見られるということは、当然俺の顔も見られることになる。
 しかし、俺はむしろそれでいい。

 ここにいる連中は同じ穴のムジナ、通報するようなやつはいないだろうし、むしろ相手から接触をしてくるようなことがあれば、いつかそいつを交えて英理を輪姦してみたい。英理を共有物として好きに犯してもらっても構わない。

 ただ、そこまでは俺の考え過ぎだ。
 
 きっと俺達を覗き見ている奴がいる。それは近所に住んでいる奴である可能性が高い。
 そいつらに英理を見せつけ、いつかそいつらが英理をどこかで見た時にいやらしい視線を送ってくれればいい。英理をおかずに、淫らに想像してくれればいい。
 そうやって英理の知らないところで男達の中で英理を育ててくれれば、今日はそれでいい。

 俺は英理の肩を抱き引き寄せる。

 キスだけ、と信じているのか英理は何の抵抗もなく俺と唇を重ねた。
 舌を伸ばせば英理も伸ばす。舌と舌が絡み合う。

 小さな英理の舌はかき氷のブルーハワイの青色に染まり、まだちょっと甘い味がする。
 さらに強く英理の舌を吸う。
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