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英理を調教 完全版
第3章 夏祭り。全てを見せた英理
「少し触るだけ。脱がせたりしないから」
「ダメ…ダメ、だよ」
「お願い。少しだけ」
「絶対に、絶対に脱がせない?」
「うん」

 頷いてみせると英理は観念したかのように俺の腕を掴む力を抜く。
 セックスの時、俺に逆らえないようにずっと体に教え込んでおいた成果だ。

 もう一度舌を絡め合いながら、胸を揉む。
 胸の中央の硬くなった乳首、そこのブラジャーの上から軽く摘まむ。

「んっ…」

 俺の腕の中で英理の体が小さく震える。恥ずかしさからか体をよじり俺の肩に顔を埋めるようにして英理は生まれはじめた快感に耐えている。
 片方の手は胸を責め続け、もう片方の手は背中を抱き下に滑り胸よりも弾力の強い尻を揉み、浴衣を掻き分け太ももの狭い隙間に入り込む。

「ちょ…そんなとこまで触るの?」

 英理の声を無視し、太ももの柔らかい隙間をこじ開け足の付け根へ。
 暑さのせいで少し汗ばむ英理の肌の、汗とは違う湿りを帯びた股間へと。

「もうちょっと濡れてるね」
「ば、ばかぁ…」
「触るよ」

 ぴくんっ! 英理の体が今度は大きく揺れた。俺の指が下着の脇から侵入し直接英理の割れ目に触れた。

「はぅ…ん…」

 ぎゅっと足を閉じ俺の指から与えられる刺激を少しでも減らそうとするが、足を閉め多分英理の中もきゅうっと締まり、結果としてより強い快感に英理は襲われる。

 乳首は興奮からか固く尖り、唇から漏れる息は甘く熱い。指に絡み付く粘液も濃さを増す。

 くちゅくちゅといやらしい音が英理の股間から響き、夏祭りの喧騒の中に消える。

「音立てちゃダメだよ…」
「大丈夫。誰もいないしどこにも聞こえないよ」
「で、でもぉ…んっ!」

 クリトリスに触れるとさらに英理の体が硬くなる。なのに肌は熱く蕩けそうなほど柔らかくなっている。十分に英理が気持ちよくなってきている証拠だ。

 必死に閉じていた足が緩む。俺の肩に顔を乗せ腕にしがみつき、滑り堕ちてしまいそうな体を支える。
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