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第4章 親友の美少女を交えて初の３Ｐ

「ごめんね、バイト終わりで疲れてるのに」
「わざわざありがとうございます」
「ふふっ、もっと労って」

　英理と俺の感謝を可愛らしく受けた志穂さんは、今年二十歳の大学生。
　つい最近免許を取り、運転の練習もかねて俺達もプールに連れて行ってもらった。

「またプール行こうね。それとも今度は海にする？」
「あ、海、いいな」
「じゃあ予定合わせて行こう。せっかく免許取ったんだしね、いろんなとこ行けるわよ」
「うんうん、いっぱい遊ぼう」

　そんな仲良しの会話を二人は交わした後、ついにこの夏最大の難敵、古典の宿題に取り掛かった。
　英理は志穂さんとしゃべるのが楽しそうだし、俺も二人の美少女を見れて目に楽しいのだけど、そもそもが宿題のために志穂さんに来てもらったのだから、やらないわけにはいかない。

「いい、古典は文字だけを追いかけないで。昔の風景も一緒に思い描くの。そうすると理解しやすいわよ」

　志穂さんはわざわざその時代の生活が分かる資料を持ってきてくれた。
　無理に古典という科目だけを追いかけるのではなく、何故これが書かれたか、それを考えながらのほうが理解がしやすい、ということらしい。
　
　俺としては宿題が済めばそれでいいのだけど、英理は興味津々に志穂さんの話に聞き入っている。志穂さんは歴史、それも日本史が好きなんだ。大学では『料理研究会』というサークルに所属し、学園祭の出し物で昔の料理を再現する際にその当時の生活様式を調べていたら、いつの間にか歴史が好きになり古典もすんなり解けるようになったのだという。

　そんな志穂さんの教え方は上手で面白く、俺達は思ったよりもずっと短い時間で宿題を片付けることが出来た。
　
「お疲れさま、よく出来ました」

　生徒の出来にご満悦の志穂さんは可愛らしい笑顔を見せてくれた。

　早く宿題が終わったので、志穂さんと英理はまたおしゃべりを再開した。
　二人は本当に仲良しで、一度姉妹に間違われたことがある、と笑いながら教えてくれた。