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第11章 腕相撲

すごい歓声が沸きます。

見物客の人数は増え、30人ほどの男性が腕相撲テーブルとラッカとマッチョ男とニーナを取り囲んでいます。

「脱げっ！」
「おまんこだっ！」
「早く見せろっ！」
男性たちが囃し立てます。

「ごめん、何だか調子悪いな。　ニーナ、脱いでくれるかい？」
ラッカがニーナを見て言いました。

仕方ありません。

ニーナはうつむきつつ、フンドシの腰ヒモを解きます。

ニーナの身体から離れるフンドシ･･･
下半身の涼しさが、全裸であることをニーナに実感させます。

３０人以上の男性の前で、ニーナは恥ずかしい姿を晒しているのです。

「パイパンだぜ！」
「お尻は可愛い形だな」
「セックスしたいぜぇ〜」
男性たちの歓声が止みません。


そのとき、ラッカが大きな声で言いました。
「再戦だっ！　もう一勝負だっ！」

男性たちは急に静まり返ります。

再戦って･･･ラッカさん、何を賭けるの？
ニーナの心は焦ります。