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ばななみるく
第6章 はくねつ
「大丈夫なの、魅莱?」

シャワーを済ませて新しいウェアに着替えてもまだ疲れが残っているようで息を切らせている魅莱を璃湖は心配そうに見る。

「大丈夫よ。絶対に勝とうね。さっきの強敵さんもダブルスに来るみたいだけど、戦うのなんだかワクワクするよ」と魅莱は楽しんそうに笑う。

「魅莱ったら・・よし、絶対勝つよ」

疲れている様子なんてまったく見せずに楽しそうに笑う魅莱に璃湖も笑顔になる。魅莱と一緒ならどんな強敵にも勝てる気がする。

「よ~し、ラブジュース」
「もう、バカなんだから。ラブオールでしょ」

こんな時でもえっちなダジャレを言う魅莱に璃湖は楽しそうにツッコむ。ふたりはだいぶリラックスしてコートに向かった。

「大丈夫なの、愛菜?」

一方、愛菜のパートナーの里津夏(りっか)も疲れが取れない様子の愛菜を心配していた。

「大丈夫よ。今回は里津夏がメインで攻撃するフォーメーションでいってみよっか」と愛菜は悪戯っぽく笑う。

いつもは愛菜が前に出て攻撃ってスタイルが多いからその方が上手くできるのに・・。

「ん、もう、出たわね、愛菜のお得意なムチャブリが」
と呆れ顔の里津夏に愛菜は耳打ちする。愛菜の唇が耳に触れて里津夏はドキドキして顔を紅らめる。

「だって~、やっぱり疲れてるの。さっきこのあたしを破ったアイツも来るんだよ~。だからね、最初だけでも後ろから里津夏のスカートの中を見てパワーをもらいたいの」

いつもはキリリとしていて、弱音なんて見せたことのない愛菜がこうやって甘えるのは里津夏だけである。

「ん、もう、バカ、エッチ。いいわ、最初だけわたしが前に行くわ。後でお礼はしてもらうからね」
里津夏は愛菜の胸やスカートをチラ見する。

「やった~。パワーもらったらすぐに交替するからね」
と愛菜は元気いっぱいに跳び跳ねる。

「おい、充分に元気じゃないの」と里津夏はジト目で愛菜を眺める。

「よ~し、ラブジュースよ」
「・・だから、ラブオールだってば」

ツッコみながら、こんな時でもえっちなダジャレを言う愛菜に少し呆れて少し可愛いと思う里津夏。

対峙する相手が自分たちと同じようなやりとりをしているとは誰も思わなかった。
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