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ばななみるく
第12章 よあけのばなな
明け方。
里津夏は両親が出かける物音で目が覚めた。
両親は夜中に帰ってきて、少し仮眠を取ってまだ明け方だというのに慌ただしく出かけて行ったようだ。
ホテルなんかを経営していると、こんなことはよくあることである。

愛菜を見るとよく寝ている。よほど疲れているのだろう。可愛い寝顔を見ると思わずほっぺにチュッとしてしまう。

ふたりは昨晩に愛し合ったままの裸で抱き合って寝ていた。

「ふあ~あ。せっかく起きたんだから愛菜の女のコのっころを見せてもらおう。見るだけよ。人の家で全裸でぐっすり寝てる方が悪いんだからね・・」

大きなあくびをすると里津夏は愛菜の女のコのところを見ようとタオルケットの中に潜りこんだ。

「・・・!うっひゃ~」

里津夏は思わず悲鳴をあげた。

「う、う~ん。どうしたの、里津夏?」

愛菜は眠い目をこすってようやくお目覚めである。眠い頭を整理してみる。裸で里津夏と寝ているということは、昨日愛し合ってそのまま寝てしまったみたいだ。

「あたし、疲れて寝ちゃって泊めてもらったんだ。ありがとう里津夏」

愛菜は完全に寝ぼけ眼でまだ眠そうにしている。

「そんな呑気なことを言ってる場合じゃないのよ。そ、ソレは何よ・・ま、まさか、おちんちん」

「何寝ぼけてるのよ・・うひゃ~」

里津夏に指さされて自分の股間を覗きこんだ愛菜は一気に眠気も覚めて盛大に悲鳴を上げた。
ソコにはギンギンに巨大化している肉棒がそびえ勃っていた。そういえば、目覚めた時から股間がギンギンと痛かったような気がする。

こんなギンギンになって痛いモノを持ってる男子は大変だと思う。痛いし、もし人前で勃っちゃったら隠しようがない。

「どうしてこんなことに・・」
愛菜は自分の股間のあまりの光景にがっくりとうなだれる。

「へ~、クリちゃんが大っきくなっておちんちんになっちゃったみたいね~」

愛菜が落ち込んでいるというのに里津夏は興味津々に愛菜のおちんちんを観察している。

「ち、ちょっと、何を観察してるのよ~。人の気も知らないで~」

愛菜は涙目になるけど、おちんちんを触られると何だか嬉しい。

「へ~、オマンコちゃんもちゃんとあるんだ。キレイね」

クリトリスが巨大化しておちんちんになったという里津夏の説は当たっているようで、おちんちんの付け根のあたりはオマンコちゃんだ。
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