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愛しのイケメン☆LIFE
第13章 青音君の悩み
サラの家に着くと、サラが手料理をご馳走してくれた。
いつ食べても、サラの手料理は美味しい。
毎日食べれたら、幸せだろうなぁ。
サラ…。
何で俺と一緒に暮らしてくれないんだ?
俺達には、もう何の障害もないのに…。
普通の恋人同士になれたのに…。
サラに直接その理由を聞けばいいのに、答えを聞くのが怖くて聞けない自分がいるんだ。
何だか急に不安になって、食べ終わった食器を洗うサラを後ろから、ギュッと抱き締める。
サラの髪に顔を埋めると、いい香りが鼻をくすぐる。
サラの温もりを感じながら、回した腕に更に力を込めた。
「んっ?アズ?どうしたの?今日はずいぶん甘えたなんだね。」
「うん…。しばらくこうさせて…。」
お母さんに抱きつく子どものように、俺はサラに甘えていた。