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愛しのイケメン☆LIFE
第3章 柊斗君の休日

花菜の家まで手を繋いで歩いているが、何だか緊張してしまって、何を話していいのか分からず、黙ってしまう。
花菜も同じようで、さっきから、何も話して来ない。
おいおい…。
この空気どうにかならないか?
いつも元気でお喋りな花菜が、黙り込んでしまうと、俺も困っちゃうよ…。
別に俺が誘ったわけじゃないのに、この空気は嫌だ。
どうにかならないのか?
「なぁ?花菜?やっぱり俺、帰ろうか?」
「えっ?」
「さっきから、花菜黙ってばかりだし、無理してるのかな?って思ってさ。」
「ごめん。そういうわけじゃないんだ。私、付き合うのとか初めてだから男の人、家に呼ぶのも初めてで。緊張しちゃってて…。」
「そっか…。気遣わなくて、大丈夫だから、いつも通りでいてよ。」
「うん…。ありがと。」
そう言って微笑んだ花菜。
いつもは、どちらかと言えば、男っぽい花菜が、こうして見せる女っぽいとこが、ギャップ萌えなんだよなー。

