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愛しのイケメン☆LIFE
第4章 輝愛君のお家
庭のテーブルにケーキと紅茶を運ぶ。
相変わらず、桜音は鯉に夢中になっていた。
「ねぇ、輝愛!鯉が餌食べるのに口パクパクして近付いてくるよーっ!可愛いねー!」
「よく鯉相手に、そんなに楽しめるな。」
「え?可愛いじゃん。餌たくさんあげたくなるし。」
「あんまりあげすぎるなよ。」
「うん、そろそろやめるよー。」
最後に手に持ってた餌を鯉にあげると、桜音がこちらにやって来た。
「あっ!ケーキだぁ!」
今さら気付いたのか?
それにもビックリだっ。
「お前が好きなチョコケーキにした。ほらっ、手洗って来い。」
「うん!ちょっと待っててねーっ。」
鼻歌を歌いながら、楽し気に部屋に入っていく。
どこまでも、お気楽な奴だなぁ。
ま、そこがいい所なんだが…。