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愛しのイケメン☆LIFE
第4章 輝愛君のお家
それにしても、今日はいい天気だ。
爽やかな風が心地いい。
椅子に座りマッタリとしていると、桜音が慌てた感じで戻ってきた。
「待たせちゃって、ごめんね!」
マッタリとくつろいでいた空間が、一気に慌ただしくなる。
「桜音。せっかくの休みなんだから、少しはお前もマッタリしろよ。いつもバタバタしすぎ。もうちょい、落ち着いた女になれば、もっといい女になるのにな。」
「ごめん…。昔から落ち着きないの。」
「とりあえず、座ってゆっくりしろ。この庭にいると、時間忘れる位、落ち着けるから。」
「うん。」
ケーキを食べ紅茶を飲みながら、互いに他愛ない話をしてマッタリとした時間を過ごす。
緑に囲まれたこの庭では、都会での忙しさ等を忘れられる。
鯉が泳ぐ池の水の音…。
風に揺れる葉の音…。
風に運ばれてくる花の香り…。
全てがリラックスさせてくれるんだ。