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愛しのイケメン☆LIFE
第6章 海音君と山谷さん
酒に酔った俺の体は、明らかにナギちゃんを求めていた。
ナギちゃんの甘い香りが、俺の欲望をかりたてる。
柔らかいナギちゃんの体。
密着している部分から、熱が伝わってくる。
あぁ…ダメだ…理性を失いそうだ。
そう思って、ナギちゃんを自分の体から離すと、ナギちゃんが俺の手をギュッと握って俯いた。
「ナギちゃん、タクシーで帰る?」
俯いたままのナギちゃんは、激しく首を横に振り、涙目で俺を見上げた。
「まだ帰りたくないです…。カイさんと一緒にいたい…。」
ドキン。
俺の胸が音を立てて鳴るのを感じた。
さっき俺の事を好きだと言った女が、帰りたくない、一緒にいたいと言っている。
これは、男にとっては嬉しい展開かもしれんけど…。
どうしたらいい?
ナギちゃんと中途半端に、関係を持つのは、嫌だ。
俺の理性!もう少しもってくれ!