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想うより、想われる方が良い?
第8章 もう、限界!
「アッァアン・・、ロビンッ素敵ィァアアアッハアァ」

騎乗位で乗っかる私の体重なんかお構いなし、
猛然たるピストンで突き上げ激甘の世界へ押し上げる。

「ぃんあアアアアッ良いィハッぁロビン」

「クッぁあッ・・ハッァ」

ーーじーんせい、らっくありゃ、くーもあるさー

「ぅわ、、、なにッ?なに?綾?」
「ぇ、、これ・・」

槇野の昇進おめでとう会の時、
酔ったノリでこの曲をあの子専用にしたっけ?

何時?1時。。
確か今日は本部で・・

「ちょ、もしかしてッ」
「綾ぁぁぁぁ。」

ぞわっと全身に寒気が走り、
転げるようにコーヒーテーブルへ。

電話に出て欲しくなさそうな悲鳴が聞こえるけど、槇野はくだらない事で電話をしてくる子じゃないのよ。

「槇野!?美紗の事なの!?」

【はい。
 匿名で、昨日のクレームだそうです】

クラクラする、匿名とかって馬鹿じゃないの。

ゆうべの音は
廊下を隔てた教室にはバレていない。

美紗の隣はマイクと私。
マイクのクラスは生徒が二人いるけど、どちらもお休み。
私のクラスは、例のオッサンだけ。

クレームの電話とか、、
馬鹿お嬢!あんたしか居ないわ!
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