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想うより、想われる方が良い?
第8章 もう、限界!
「嫌いな訳じゃないのよ。
"彼女に無理をさせたくない"だって」

美紗はロビン以外の外人先生とは、徹底して無駄話をしない。

いや、話どころか、
なるべく顔を合わせないように教室に籠ってるし、
事務所に居る時は極力視界に入れないようにしてる感じ。

オッサンが来てからの2か月間、
春野と私とマイクと美紗の4人でお弁当を食べようとしたり、

マイクに用事を言い渡して美紗の教室に突撃させたり、
ハロウィンの買い出しを二人で行かせたりって、
ちょくちょく絡ませてたんだけど・・、

美紗は頑なだし、マイクは超消極的だから、
結局必要最小限の会話だけで、まったく進展しない。

私の知る範囲では、
マイクが一番まともな男なのに・・

「そっかぁ。ねね、綾。
どうせバレるんだったら、
槇野に頼んどくべきだったね」

「はぁぁ、そうねぇ。
あー、でも、槇野ねぇ、、
難しいかなぁ。。
優し過ぎるからさ、
"恩人"って尊敬されて、
恋愛対象から外れちゃったみたいなのよねぇ。」

「???
恋愛対象じゃなくても、
ディーナーぐらいは??
・・綾、
オッサンが五月蝿いから
"デートの振り"をさせるだけだよね?
くっつけようって考えてる?
オッサンが必死になってても、
別れさせる必要ないでしょ?」

「え。」
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