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想うより、想われる方が良い?
第10章 美紗の部屋。
今朝、
風呂場でメモを見せた後、
適当な理由をつけて
今度こそ輝昭を
本宅へ連れて帰るつもりやった。

詳細が分かるまで、
みやびと奥様に、、
出来るだけ接触させへんように・・

けど、
輝昭が服を着に寝室へ入った途端、
俺の電話が鳴ったんや。

中川みやび、
堂々と名乗って、
堂々と脅してきよった。

「その電話以降はメールで――」

みやびと前田は、
奥様と輝昭が出席する
"昼食会"へ顔を出しているはず。

綾先生は「そっか」と小さく答え
俺から視線を外した。

「お嬢は佐次と一緒か・・
彼女の我儘を支える輩が
複数居るわけね・・」

顔は般若のまんま、
つるっと独り言をこぼすと、
この状況をどう判断するか
ロビン先生に問う。

どんな返事をするんやろって構えたら、
"探知機を貸して"って、、
奇妙なフレーズが出てきた。
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