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想うより、想われる方が良い?
第12章 意地悪。
下宿の玄関扉はかなり古くて、
鍵を開けるのに少々コツがいる。
そのコツを掴みきれておらず
手間取っていた私は、
視界にとらえた男が
こちらへ近づいてくる事に焦っていた。
『フルフェイスの髭に、
髪はロングのドレッド。
おまけにあのサングラス・・
防衛行動に出られても
仕方がないのでは、ブルコント?』
そ、この人、
不審者にしか見えなかったんだ、
それもかなり危険な類の・・
ドアの鍵が開いた途端に、
建物内に押し込まれて強盗とかよくあるバターンだし・・
・・で、
『防衛行動?!
あのコンビネーションは過剰防衛、
完全に不当な暴力です。』
・・はい、すみません。。
右ストレートをみぞおちへ叩き込み、
彼が"くの字"に折れ曲がった隙に
左フックを頬へ。。
しかもこのフック・・、
私のボクシング歴(8年)の中で、
たぶんベストな一撃。
鍵を開けるのに少々コツがいる。
そのコツを掴みきれておらず
手間取っていた私は、
視界にとらえた男が
こちらへ近づいてくる事に焦っていた。
『フルフェイスの髭に、
髪はロングのドレッド。
おまけにあのサングラス・・
防衛行動に出られても
仕方がないのでは、ブルコント?』
そ、この人、
不審者にしか見えなかったんだ、
それもかなり危険な類の・・
ドアの鍵が開いた途端に、
建物内に押し込まれて強盗とかよくあるバターンだし・・
・・で、
『防衛行動?!
あのコンビネーションは過剰防衛、
完全に不当な暴力です。』
・・はい、すみません。。
右ストレートをみぞおちへ叩き込み、
彼が"くの字"に折れ曲がった隙に
左フックを頬へ。。
しかもこのフック・・、
私のボクシング歴(8年)の中で、
たぶんベストな一撃。