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想うより、想われる方が良い?
第12章 意地悪。
『ふぇぇ、アマンダぁあ』

【はいはい、どーしたのー?】

幼い頃から常に感じていた差別や偏見。

それがあからさまな攻撃へと変わったのは、
・・10年前、

学校の授業・・が切っ掛けだった。

世界が経験した二度目の大戦。

敵だった国は
・・私の“故郷”

でも・・
見たこともない国、

それに、そんな時代、、
生まれてもないんだよ!

私が悪いわけじゃない!
両親だって悪くない!

ご先祖だって、
好き好んで戦いを選ぶわけない、、
みんな、きっと・・
何か理由があったはずなのに・・

そんな事、全然関係なしで、
私が日本人というだけで・・

"卑怯者"と物を投げつけられ、
"酷い民族"と罵られ、
"思い知らせてやる"と押さえつけられる。

泣く事しかできない
苦しい毎日が続いて・・

早くこんなの終わって欲しいって
ずっとずっと考えてて、
・・そのうち・・
何が痛くて、
何が苦しくて、
何に泣いているのか、、
分からなくなってしまった。
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