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想うより、想われる方が良い?
第12章 意地悪。
酒とタバコ・・
コントロールを失った男の臭いに
全身が硬直していく。
逃げなきゃ・・
・・どうやって?
圧倒的な体格差、圧倒的な力の差・・
私はまた・・
『スミレ??』
声と同時に
テッドの腕が緩み、
心配そうに覗き込む。
『ぁわわ、スミレ、
ギュっらめ。。
スケッチブックが折れてるじょ。。』
胸に抱えるスケッチブック。
固い表紙が弓なりになってしまってる。
『・・ぇ、ぅん、、』
指摘されて気が付き、
力を抜きたいのに上手くできない。
テッドは悪い人じゃない。
今の状態で、
いつも通りの気遣いができるのは、
根っから優しい人間だから。
でも、怖い・・
どんなに優しくても・・怖い。
『ね、こっちを向いて』
何も答えられず視線を伏せたままでいると、
テッドは私の顎を取り、ゆっくりと持ち上げていく。
コントロールを失った男の臭いに
全身が硬直していく。
逃げなきゃ・・
・・どうやって?
圧倒的な体格差、圧倒的な力の差・・
私はまた・・
『スミレ??』
声と同時に
テッドの腕が緩み、
心配そうに覗き込む。
『ぁわわ、スミレ、
ギュっらめ。。
スケッチブックが折れてるじょ。。』
胸に抱えるスケッチブック。
固い表紙が弓なりになってしまってる。
『・・ぇ、ぅん、、』
指摘されて気が付き、
力を抜きたいのに上手くできない。
テッドは悪い人じゃない。
今の状態で、
いつも通りの気遣いができるのは、
根っから優しい人間だから。
でも、怖い・・
どんなに優しくても・・怖い。
『ね、こっちを向いて』
何も答えられず視線を伏せたままでいると、
テッドは私の顎を取り、ゆっくりと持ち上げていく。