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想うより、想われる方が良い?
第12章 意地悪。
『どれどれ?
どうなってるのかな?』

近づいてくるオッサンの
不真面目な語調に身構えた時、

『物忘れの激しい方だ。
もう一度だけ警告しましょうか?
早々に車を移動させなければ、
窓をブチ割る、と』

私の後ろから刺さるような声が。

驚いたオッサンは、
チッと舌打ちをし、そそくさと去っていった。

助けてくれたのかどうか、
そんなのを考えている余裕は無い。

タイヤにかき混ぜられた汚水。
泡立ち、波打ち、
異様な臭いを強く放つそれへ
迷わず手を入れ拾い上げる。

びしょ濡れ。。

当然の事なのに、触れて現実を知り、
広がる絶望感から思わず抱きしめた。

・・すると、上から軽薄な声が。

『冷静さを欠いた行動の結果です』

もう黙っててほしい。

返事や反論をする気になれず、
無言で歩き出すと
がしっと腕を捕まえられた。

『ッ』

鋭い痛みに思わず立ち止まり睨む。

そんな態度を非難してか、
髭面は表情を険しくし、
掴む力を強めてジリリと引き寄せる。

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