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想うより、想われる方が良い?
第12章 意地悪。
『問の答えになっていないっ』
『アマンダに頼まれた手前、
直接、出て行けと言えないんでしょ!
だから・・だから・・』
視界が滲んで来る。
睨んでいた髭面は
困り顔で大きなため息をつき、
滅茶苦茶な力で私を抱え上げた。
『・・・全く、、
何故いつも・・・
・・・・・・帰りますよ。
しっかり、もたれていなさい』
プイとそっぽを向いて、
従うのが当然と言わんばかりの語調。
でも、包み込む腕は優しくて・・
『Ne pleure pas. Violette.』
泣くなって言われても
止められない、
『貴方が・・酷いから』
『・・・・知っています』
『アマンダに頼まれた手前、
直接、出て行けと言えないんでしょ!
だから・・だから・・』
視界が滲んで来る。
睨んでいた髭面は
困り顔で大きなため息をつき、
滅茶苦茶な力で私を抱え上げた。
『・・・全く、、
何故いつも・・・
・・・・・・帰りますよ。
しっかり、もたれていなさい』
プイとそっぽを向いて、
従うのが当然と言わんばかりの語調。
でも、包み込む腕は優しくて・・
『Ne pleure pas. Violette.』
泣くなって言われても
止められない、
『貴方が・・酷いから』
『・・・・知っています』