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想うより、想われる方が良い?
第12章 意地悪。
☆☆

コーヒーの香りでゆっくりと目覚め、
少し寝返りを打つと、

・・ぃてて、、

昨夜、派手に転んだんだっけ。。

とんでもなく痛む肘を見ようとした時、

『へっはぁぁあ?????』

何で胸放り出してんの??

『やっと起きたと思ったら、
奇声を発して・・騒がしい人だ』

『ぇ、、』

聞こえた声に恐々視線を向けると、

『ブル・・コント!
ぇキャァァァァァァ』

胸を腕で覆うと、ショーツも無い!
全裸!?
何で?
何があった??

焦ってソファーにうつ伏せると、
ブルコントさんは大きなため息をつき、
持っている本をパタンと閉じて、
やれやれと言った感じでこちらへ近づく。

『こ、こないで!』

すぐ横で急に屈まれ、
怖くなった私は、思わず目を閉じてしまった。

こんな子供っぽい反応を見せると、
決まって
"どこまでもお子様、ですね"って
笑うから、悔しさで歯を食いしばる。

【お馬鹿さん。】

ぇ?いつもと違う優しい声。。
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