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想うより、想われる方が良い?
第12章 意地悪。
驚きと同時に
背中にふんわりとブランケットが乗り、

もぞもぞ動いて確認すると、
つま先までしっかりと覆われていた・・・

【ごそごそと、、
どこまでもお子様、ですね。
目ぐらい開けなさい。
全く何を怯えているのやら】

何をって・・
全裸なんだよ?

意識を集中して
身体の違和感を探る。
あちこち痛むけど、転んだのが原因。。
・・下腹部は・・
・・・・ない、、
ぅん、違和感は無いっぽい。

『・・良かった・・』

抱かれたりしてないんだ。

【ぇ?】

『何でもない、
独り言だから気にしないで』

ホッとして目を開けると、
覗き込んでいた琥珀色の瞳をさっと逸らして
これ見よがしにため息をつく。

『はぁぁあ。
何が"良かった"ですか・・
自意識過剰もいいとこだ、、
大口を開けて
馬鹿みたいに爆睡している
お子様アマゾーヌに、
誰も欲情しませんからね』
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