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想うより、想われる方が良い?
第2章 バカップル。
「は・・はい。。」
何?ぅぅ
この人、ほわっとしてるけど、
時々すごーく鋭いんだよね。。
顔が引きつりそうなのを必死で堪えて振り向くと・・
槇野さんは首に巻いているストールをスルスルッって解き、
ふんわりと私に掛けてくれた。
「スーツだけじゃ風邪をひくよ。
じゃぁね、気を付けて。」
ポムポムと頭を優しく叩いて人波の中へ。
・・ぁ!
背中をボヘッと見送ってる場合じゃない。
もぉ、
掛けてもらったらすぐ、
にっこりスマイルでサンキューって・・
言えたら・・良いのに・・。
誰かの優しさに触れると、
嬉しさで真っ白になって黙り込んじゃう。
・・悪い癖だって分かってる。
"怒った。"って誤解されるのも困るけど、
親切をしてくれた相手に不快な思いをさせてしまったり、傷つける事になるから・・
はぁ。早く治さないと。
槇野さん、
ストール・・ありがとう。
とってもあったかいです。
何?ぅぅ
この人、ほわっとしてるけど、
時々すごーく鋭いんだよね。。
顔が引きつりそうなのを必死で堪えて振り向くと・・
槇野さんは首に巻いているストールをスルスルッって解き、
ふんわりと私に掛けてくれた。
「スーツだけじゃ風邪をひくよ。
じゃぁね、気を付けて。」
ポムポムと頭を優しく叩いて人波の中へ。
・・ぁ!
背中をボヘッと見送ってる場合じゃない。
もぉ、
掛けてもらったらすぐ、
にっこりスマイルでサンキューって・・
言えたら・・良いのに・・。
誰かの優しさに触れると、
嬉しさで真っ白になって黙り込んじゃう。
・・悪い癖だって分かってる。
"怒った。"って誤解されるのも困るけど、
親切をしてくれた相手に不快な思いをさせてしまったり、傷つける事になるから・・
はぁ。早く治さないと。
槇野さん、
ストール・・ありがとう。
とってもあったかいです。