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想うより、想われる方が良い?
第2章 バカップル。
「な、早く帰りたいから、テイクアウトで良い?」

ついさっきまで嫉妬スネスネだったのに、
もう甘えん坊モード?!

今、羽織ったばかりのトレンチコートの中にスッと手を入れ、身を寄せる。

大きな駅だから食べに行くのに苦労しないし、
テイクアウトのバリエーションも豊富。

でも、この様子だとのんびりお店をまわってられないだろうから・・

考えていたら、お尻をむにゅって掴んで撫で始めた。。

「こ、こら。っぁ、
 コンビニのお弁当か
 そこのパン屋・・ぁんで良いから・・
 こっぁ、駄目・・早く」

「入れたい?」

ぅ、エッチな瞳で言うな・・

「違う、帰ろうってんんっ」

逃げようとする私の腰をぐぐっと引き寄せ、
下半身を密着させて唇を重ねた。

ここ、
大きな柱にバックライトで光る広告の横。

滅茶苦茶に明るい!

しかも改札が目の前って場所!

キスとか・・無し無し!

焦って抵抗するけど、輝昭はびくともしない。

ゆっくりと身体を揺らしながら、
甘えるように柔らかく柔らかく食んでどんどんキスを深くしていく。

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