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想うより、想われる方が良い?
第15章 地の果て。
溜息の後、身体が浮き上がり
座りを良くするためか二三度揺すられる。
こんな時に、私は最悪だよ。
"最低な女"に"淫乱"を付け加えないといけない。

抱きかかえられただけで、
逞しくて色っぽい肉体を思い出し、
揺すられてガチムチに突き込まれたあの快感を鮮明に思い出すんだから。
・・最低淫乱女。

息が乱れそうになるのを
溜息で誤魔化して目を閉じると、
あの人は私の額に音のなる軽いキスを落としてスタスタと歩き出す。

どこへ行くのか?
誰かと短い言葉を交わして
別の部屋へ。

ドアが閉まる気配の後、
私を横抱きにしたまま
あの人はソファーに座り
ぎゅうっと抱きしめて溜息をついた。
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