この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
想うより、想われる方が良い?
第16章 素敵な輝昭様。
女を腕から解放し、
俺は一人ベッドに戻る。
傷つけてやりたい衝動はまだあるが、
それを実行する余裕は無い。
情けないけどマジで泣きそうで
頭まですっぽりと上掛けで覆った。
途端に目頭と鼻っ柱が痛くなって、
情けない泣き声とか聞かれたくないから
息を殺して神経を耳に集中させる。
・・?
電気のスイッチらしき音はしたが、
出て行く気配はない。
さっさと帰れよ。
心の中で毒づくと、
妙な音が聞こえてきた。
・・帯・・?
微かだがあれは確実に衣擦れの音だ。
着替えてから帰るつもりか?
俺は一人ベッドに戻る。
傷つけてやりたい衝動はまだあるが、
それを実行する余裕は無い。
情けないけどマジで泣きそうで
頭まですっぽりと上掛けで覆った。
途端に目頭と鼻っ柱が痛くなって、
情けない泣き声とか聞かれたくないから
息を殺して神経を耳に集中させる。
・・?
電気のスイッチらしき音はしたが、
出て行く気配はない。
さっさと帰れよ。
心の中で毒づくと、
妙な音が聞こえてきた。
・・帯・・?
微かだがあれは確実に衣擦れの音だ。
着替えてから帰るつもりか?