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第17章 巡り合い。

――チュッ。

見つめていたら、
少し溜息をついておでこにキスを落とし、
スタスタと歩き出す。

リビングはカーテンが開いていてかなり眩しい。
咳き込みながら目を細めて外を見ると、

「ゎ、お城ｯｹﾎｹｯﾎ
こんなｯｹﾎとこに泊まったんだねｯｺｯﾎ」

「正確には、
全員が豪華な部屋をあてがわれて
軟禁されている状態です」

「あ、そうか･･お嬢が｡｡
…アマンダみたいだね」

「そうですね､､
そういう意味では佐次に同情しますが、
貴女を奪い返す切っ掛けをくれた方なので、
今は一応感謝しておこうかと･･」

「うｯｹﾎｹﾎ奪い返すって…
私､､遊ばれてただけだから
ここまで強引にしなくても良くない？
話してくれれば」

「無理ですね、
理解できる出来ない以前に
耳を傾けて下さらないでしょ、貴女は」

「ぅ、、」

はぁ。
痛いところを突く。