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第18章 私の美しいヴィオレット。

(起こしちゃ駄目、疲れてるんだから。
･･おお、まつげ長い！
髭だらけの時は気付かなかった･･
何であんなに髭なんだろ？
勿体ないよね、
すごくハンサムさんなのに。
あ、何て言うんだっけ？
ミメウルワシイ？だっけ？
ミタメウルワシイ？だっけ？？
調べってみよ‥って、私の電話･･）

寝室を見回すが荷物は無い。

(あ、そっか‥教室で‥)

ふと思考が止まり、
不思議な感覚になる。

（夢･･じゃないよね）

何がそう感じさせるのか分からないが、
今の現実が全部夢っぽい。

それに、
教室で抱かれて全てが変わったのは
もう随分前のような感じがする。

(昨日のお昼だよね？？
･･昨日の･･朝は･･まだ･･)